雛人形

雛人形

有職京人形司 平安 寿峰

高貴な雰囲気の中にも安らぎを与えられるような人形を

心のこもった人形づくりをモットーに、日々制作に励まれる有職人形司・平安寿峰氏。

子供さんだけでなく、ご家族の方にも喜んでいただきたいとの願いを雛人形に込められています。
「高貴な雰囲気の中にも安らぎを与えられるような人形を」その言葉どおり、古典的なものから現代風のものまで、繊細なタッチで人形の個性を描きわけておられます。

お内裏さまの衣裳に採用されたのは、緯(よこ)糸に純国産糸「松岡姫」を使用した紋唐織。
南天紋様をくっきりと立体的に織りあげたものです。
宮中文化の研究がライフワークと言われるように、その造詣の深さが人形の佇まいに格式となって表れているようです。

ご使用いただいた白生地と同素材のもの

松岡姫 承華縮緬 桐竹鳳凰紋
緯(よこ)糸に国産糸、松岡姫を使用した紋意匠。唐織は紋様の表現を立体的にあげる
織り技術です。染めるとくっきりと地紋が浮き立ち、色に奥行きが出る特徴があります。

PROFILE

有職京人形司 平安 寿峰

1970年京都・嵯峨野生まれ。
実物の宮中衣装の縮小を雛人形の衣装として着せ付ける「本着せ衣装雛」を発表するなど、独自の感性と素材、技をもって、雛人形を制作。
これまでに皇室や伊勢神宮、出雲大社などへ多くの作品を奉納。

平安寿峰 WEBサイト >